東京は、日本の経済の中心地として機能しているだけでなく、常にファッションの最前線を走り続ける都市としても知られています。近年、その動向は大きく変わりつつあり、環境意識の高まりとともに、サステナブル（持続可能）なアパレルが急速に増え、多くの注目を集めています。そこで今回は、東京のアパレルブランドで注目されているサステナブルとその取り組みを紹介し、エコとファッションがどのように融合しているかを探っていきます。
東京で行われているサスティナブルアパレルの取り組み
東京で行われているサスティナブルアパレルの取り組みとして最もよく知られているのが、サステナブル ファッション EXPOです。これは国内外の出展がいずれもサスティナビリティを考慮したアパレル製品や素材であり、サステナブルファッションに関心が高いデザイナーやバイヤーが多く集まるイベントです。リサイクルポリエステル素材、廃漁網からできたナイロン素材、さらに小売店向けとして廃棄衣類繊維のアップサイクル什器なども出展されています。一方、アパレル分野ではサスティナブルアパレル専門の新しいブランドを始め、既存のブランドやセレクトショップ、百貨店やファッションビルの関係者も出展を行い、持続可能なアパレルについて発表しています。
海外企業が躍進するサスティナブルアパレル
国内企業は素材分野を中心にサスティナブルアパレルへアプローチしていますが、海外ではファッションブランド自体が積極的な取り組みを行っています。例えば、プーマや大手アパレル販売のH＆Mといったところが先行しています。これはサスティナビリティインデックスと呼ばれるランキングでみることが可能です。今は日系企業のランクインがされていないものの、今後の日本企業の活躍が期待されます。
アパレルの新しい流れ・エシカルファッション
アパレルの新しい流れとしてエシカルファッションが挙げられます。これは環境破壊をしない、搾取しないといった考えを持って活動しているファッションです。これから国内外アパレルの多くがこの流れに賛同していくことが期待されます。